平成27年度 企画展                              

春季企画展 「荻原守衛の軌跡をみる 書簡・日記・蔵書」    4月21日〜5月24日

   

 

夏季・秋季特別企画展 「制作の背景 文覚 デスペア 女」 8月1日〜11月8日

  

 

●冬季企画展  彫刻家のデッサン・クロッキー展  11月25日〜3月21日 杜江館

中原悌二郎 デッサン《女》 展示作品

彫刻家たちのデッサンやクロッキーには、対象から得た感動と立体的な存在が実直に描き出されています。
本展の作品は、覚書のように短時間で描き留めた作品、修練的に描かれた作品、彫塑制作と相互して対象を把握ために行われた作品に分けることができます。
戸張孤雁は動き続ける対象を即興的に描き、迷いなく引かれた鉛筆の線にゆったりとした量感、軽やかな動き、そして臨場感までもを表わしています。
荻原守衛の作品には、画面余白に骨格や関節の動きを描き留めていることから、当時、解剖学の習得に励んでいた事が伺えます。ニューヨーク留学期に描かれたこれら2点の作品からは、修練を積む荻原の真摯な姿も感じる取ることができます。
石井鶴三は、足元からモデルの頭頂へと貫く芯を捉え、動き、量の立体感を的確な線で表しています。彫塑制作の心棒を内なるデッサンと説くほどにデッサンを重要視していました。それは、彫塑制作で粘土やヘラを扱うかのようにデッサンされた画面からも知ることができます。
彫刻家たちが表面的な物や形に捕われることなく観ていたもの、捉えたもの、そしてモデルとなった人物の内面性を、描かれた一本の線から感じ取って頂ければ幸いです。

 topページへ

© 2008  碌山美術館 All Rights Reserved